歯科矯正用アンカースクリューを用いた矯正治療とは
小さなスクリュー(ネジ)を固定源として用いた矯正治療
歯科矯正用アンカースクリューを用いた矯正治療(インプラント矯正治療)とは、「歯科矯正用アンカースクリュー」と言う小さなスクリュー(ネジ)を歯ぐきの骨の部分に埋入し、歯を動かす時の固定源として用いる方法です。その事により、今までの矯正治療では難しかった歯の動きや、外科手術(顎を切る等)が必要な患者様の治療も可能にしたり、治療期間の短縮や非抜歯矯正の可能性の拡大等、患者様の治療協力の軽減等が行える治療法です。
※「インプラント」という名称が良くないのかもしれませんが、歯がなくなった後に歯の代わりとして埋め込む「デンタルインプラント」とはまったく異なるものです。
歯科矯正用アンカースクリュー

歯科矯正用アンカースクリューは歯の移動の為だけに作られているので、歯の移動方向や移動量等に合わせ様々な部位に植立できる様になっています。
直径1~2mm、長さは6~10mm前後の小さなスクリュー状のもので、材質は人工関節・人工歯根に使用にも使われるチタン製ですので、人体への為害性はなく安全な材料です。